良質な睡眠こそがダイエット成功の鍵！

36歳で出産。
産後は子供をベビーカーに乗せて、公園を毎日5kmも歩いていました。
その甲斐あって、妊娠中に18kg増量したものの、出産と産後ダイエットで9kg減量しました。

「このまま順調に痩せてゆき、元通りになるのかな？」と思っていましたが…

子供を保育園に預けて働きだした途端、痩せるどころか太ってしまいました。
9kgはあっという間にリバウンド。
気が付けば、臨月よりも太っていました…。

今思えば、仕事と育児のストレスによる過食、
長時間のデスクワークによる運動不足、
運動する気力も時間もない…という太る要素たっぷりの生活習慣になっていたのです。

それに拍車をかけたのが「新型コロナウィルスの流行」でした。
外に出る機会が減ったことで1年間でさらに2kg太り、
産後9年間トータルで、なんと妊娠前よりも25kgも太った状態になっていました。

そして、それだけでは終わりませんでした。
とうとう「高血圧」と診断され、治療が始まりました。

その頃、仕事が在宅ワークに切り替わったことで昼夜問わず作業をしてしまい、
ワークライフバランスも崩れていたのです。

その不規則な生活からストレスを抱え、うまく眠れない日々が続きました。

毎日頭痛もしていたので、そのことが気になり受診した内科で血圧を測ったところ、
何と！上が160mmHgを超えていました。

とうとう、「高血圧」としての投薬治療開始です。

肥満に高血圧！
立派な生活習慣病患者に、まさか自分がなってしまうなんて…。

さすがの私も事の重大さに気づき、一念発起しました。

最初の数か月は、とにかく「血圧を安定させること」に徹しました。
すぐに上が130mmHg、140mmHgを超えてしまう不安定さだったからです。

血圧を安定させることに役立ったことは…

・食事は、適度に塩分を制限し、野菜をたっぷりと摂る（無塩の野菜スープがオススメ）
・常に、腹八分目
・睡眠をたっぷりとる（7時間以上）

などです。

良く眠ると血圧が安定しました。
また血圧が安定して下がってくるとよく眠れるようになりました。

血圧が安定してきたところで「運動」を増やし、カロリーも制限し始めました。

・エアロバイクを買って、毎日漕ぎ始めました。
・筋トレやストレッチを始めました。

今は動画サイトなどで様々なダイエット動画もありますし、そういうものを活用しています。

運動を始めて１ヶ月。

体重はまだ１.5kgしか減っていませんが、明らかにサイズがダウンしています。
履けなかったスカートが履けるようになりました。

血圧も、絶対に上が130mmHgを超えなくなりました。

よく眠れるようになり、「いびきをかかなくなった」と家族に言われるようになりました。

よく眠れることで、毎日体調も良く、快適に過ごせますし、少しずつ体重の落ちもよくなって来ました。

細切れの時間を活用し、少しでいいから身体を動かしましょう。

身体を動かすとよく眠れるようになり、良く眠れると体重の落ちもよく、
日中のパフォーマンスも上がります。

最近、「ダイエット外来の寝るだけダイエット 『痩せホルモン』を分泌させる睡眠法」（佐藤 桂子・著）という本を読みましたが、「正しく眠らないと１ヶ月に1キロずつ太っていく」そうです。

なぜ、ちゃんと眠らないと太るのか？
なぜならば、成長ホルモンが正しく分泌されていないからだということです。

成長ホルモンは骨や筋肉を成長させるホルモンですが、代謝にも作用します。
代謝を促進（炭水化物、タンパク質、脂質の代謝を促進）したり、エネルギー不足の状態の時は、脂肪組織から遊離脂肪酸の形で放出させたりしてくれます。

成長ホルモンは、何も食べず、安静にしている時間に生成されます。

つまり、成長ホルモンは寝ている間に分泌され、1日あたり約300kcalの脂肪を分解します。
ただし眠りの質が低ければ分泌が減り、一晩に約200kcalの脂肪が分解されずに蓄積してしまうのです。

体重１㎏あたりの脂肪はおよそ7200kcalなので、
つまり、きちんと眠れないと毎月1kg近くの脂肪が蓄積されてしまう…
ということになります。

これは大変なことですね…。

健康的な食生活に適度な運動。

忙しいママこそ、細切れの時間をうまく使って自分のために過ごしましょう。
そして睡眠を味方につけて、一緒にダイエットに成功しましょうね！

そうそう、寝具も大切ですね。

枕の形や高さも重要です。
身体に合ったものを選んで快適な眠りを手に入れましょう。