コロナによる在宅勤務とストレスによる不眠の関係

テレワークによる出勤7割減を推奨しています。テレワークはコロナウィルスの脅威から働く人々を守るのに、人との接触がないから、今のコロナ騒ぎの中では、自分の身を守るには一番いい方法かもしれません。

しかし、人と接しなかったりすることや孤独による不安などの様々なストレスを受けます。ここでは、コロナウィルスから自分を守る在宅勤務でさらに孤独や不安から自分たちを守る方法を考えていきましょう。

目次

  1. テレワークによるストレス
  2. ストレスによる自律神経の変調は睡眠障害とテレワークうつの原因
  3. テレワークにより乱れた自律神経を整える方法
  4. パソコン、スマホなどのデジタル機器を毎日夜遅くまで使うのはご注意!
  5. それでもテレワークでうつ気味になってしまう人は

テレワークによるストレス

近年、人ごみのある都会の職場を離れて郊外や地方に住んで、家賃も電車の移動時間も都会よりかからないテレワークが国から推奨されてました。

 

私たちの地元の群馬も新幹線がとおっている高崎には東京に通勤とテレワークが半分づつの人もかなりいます。しかし、まさか、コロナウィルスがこんなに爆発的に感染して、出勤制限により、テレワークがメインになる日が来るとはみんな思ってもいなかったでしょう。

 

職場がオフィスから自宅になると満員電車による長時間通勤のストレスから解放される一方、近くに仕事の相談や自分の悩みを顔を合わせてできなくなる孤独感や、家族を気にしながらの仕事、先が見えないことの不安により、大きなストレスを感じる人々もいます。

 

緊急事態宣言により、ジムも閉まっていたり、営業時間の制限があり、外出しずらいので、運動不足になる人々もいるでしょう。

ストレスによる自律神経の変調は睡眠障害とテレワークうつの原因

これらのストレスや運動不足は、今、5人に1人から4人に1人という睡眠障害の原因になります。ストレスに立ち向かうとき、今のコロナ騒ぎの中のテレワークの様に、新しい状況や環境に立ち向かおうとするとき、自律神経(交感神経、副交感神経)のうち交感神経が高まります。

 

逆にストレスから解放され、リラックスモードに入ると交感神経が下がり、副交感神経が上がり、休息状態になります。テレワークで一人で仕事し続けることによる不安や孤独によるストレスを受け続けると、交感神経が常に高ぶっているため、常に覚醒モードになります。寝つきが悪くなり、睡眠が浅くなり、睡眠障害の原因になります。

 

ストレスからの睡眠障害は、ストレスからの脳疲労が続くことにより、うつ病への道を加速します。その結果、よく最近とりあげられている「テレワークうつ」になる人もいるのです。

テレワークにより乱れた自律神経を整える方法

交感神経と副交感神経の調節を図るのには「セロトニン」という幸福物質が重要です。セロトニンは、精神を安定させる働きがあり、低下すると不安感が大きくなったり、うつやパニック障害を起こすといわれています。

 

また、セロトニンは質の良い睡眠を促す睡眠物質の「メラトニン」の原料でもあるので、テレワークによる睡眠障害、またそれによるテレワークうつを解消するのには「セロトニン」が生成を促すのが効果的な方法です。テレワークで家にこもりがちになりますが、昼間に日光を浴びたり、運動したりすると「セロトニン」は出ます。

 

テレワーク中でなかなか人と直接接するのが難しい時期でも、昼間、可能な限り日光を浴びたり、ウォーキングしたりぐらいはできるはずです。

 

文字通り幸福な気持ちになり、テレワークうつを遠ざけれ、心身ともいい結果が出ます。秋、冬はただでさえ日照時間が短く、日光を浴びる機会が少なくなり、冬場のうつになりやすいので、通常より日光を浴びることを意識した方がいいです。

パソコン、スマホなどのデジタル機器を毎日夜遅くまで使うのはご注意!

テレワークにより一日中、パソコンを見たり、それからのTVゲームという巣籠の生活スタイルをしている人も多いと思います。

 

また、夜遅くまでSNS、YOUTUBEなどで時間をつぶす人もいると思います。コロナウィルスが猛威を振るう中、そうした生活スタイルはますます広まっていますが、デジタル機器を使って酷使されるのは脳なのです。

 

それが仕事でPCを操る場合も、遊びでTVゲームをする場合も脳疲労を起こすのです。両方とも夢中になっていると疲れを忘れますが、そのうち、飽き足り、だるくなったりしたら要注意です!それは、脳の同じ神経細胞を使い続けて、脳疲労を起こしいるサインです。

 

他の神経細胞を使うか、休息した方がいいです。同じ刺激を神経に受け続けると常時、交感神経が高ぶり、緊張状態がずっと続くことになります。寝る前にこれを続けると、緊張と興奮がなかなかおさまらないため、脳が覚醒したまま中々寝付けず、睡眠障害になります。

 

睡眠障害になると睡眠で十分に脳が休まらないから、やはりうつへの道を行ってしまいます。PCやスマホなどのデジタル機器を扱うときは、休息を必ず取ることと、寝る90分前には、画面を見ないようにするのがお勧めです。

それでもテレワークでうつ気味になってしまう人は

テレワークで会社という集団の中にいれず、孤独感を感じてそれが原因でうつになる人も多いと思います。直接人と会えない場合でも、ズームやTV電話などオンラインで人とつながり、雑談の場を作ったりするのも孤独から解放されるのに効果的です。

 

これらのことと併用して合う寝具や睡眠環境もぜひ考えてください。あなたを心身を守れるのはあなた自身です!

この記事を書いた人

SLEEP BASE MAGAZINE 編集部

編集長の安田 信達です。「快眠器具」を開発研究しています。趣味は「運動」です。筋トレにはまっています。自分自身の体験も活かしながら「睡眠」と「運動」の関係を日々研究することに励んでいます。


副編集長の安田 明道です。眠りがいかに大切なものかをご理解頂くと共に、睡眠に悩む方々に”楽しい眠り”をご提供させていただきます。

SLEEPBASE MAGAZINEが、読者様の睡眠を豊かにすることにお役にたてたら幸いです。
編集部一同 https://sleepbase.jp

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