仕事量の多さとストレスから4時間しか眠れない日々

今回は体験談です。40代男性に語ってもらいました。「書かせていただく内容は、今から5年前に私が体験した不眠症とその改善策です。不眠症になった原因もそれを改善した方法も もしかしたらよくあるケースで平凡に思われるかも知れませんが、今、不眠症で悩まれてる方々がご覧になられて参考にしていただけるなら嬉しく思います。

また、現在は不眠ではない方々にも不眠症予防の参考としてご覧いただきたい思いがあります。他の病と同じく不眠症の辛さも、やはり体験した者にしか分からない部分もあるかと思います。

ですが不眠症は本当に辛いものですし、なるべくなら症状に陥る前に予防していただきたたいです。」ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. 不眠症になった経緯
  2. 改善を決断したきっかけ
  3. 私が試みて効果的だった改善策3点
  4. 不眠症の改善、ダイナミックな効果

不眠症になった経緯

まず私が不眠症になってしまった経緯から書かせて貰います。

 

今から5年前、私は設備に関わる仕事に就いておりました。体力的にはそれほど辛い仕事ではなかったのですが、ある時期に職場の事情で急に仕事量が増えてしまったのです。同僚が体調を崩して通常の勤務ができなくなり人員が減ったのですが、そこに偶然 新たに大きな業務が加わったのです。悪いことは重なるものですね。

 

急に慌ただしくなった仕事によって、「ずいぶんストレスが大きくなってしまった」という実感がありました。早い時点から胃が痛くなるというような症状もありました。でも当初はそれほど深刻には受け止めてはいなくて、努力をしてこの難局を乗り越えようと思っていたのです。この最初の時点では睡眠についての問題は全くありません

 

睡眠について異変を感じたのは、仕事が慌ただしくなってしまってから2か月目の頃でした。夜に寝つきが悪くなり、夜中に2度ほど目が覚めてしまう状態になったのです。

 

それまでは7時間位の睡眠時間だったのに4時間位しか眠れなくなったので昼間の仕事が辛くなり始めました。だんだんと仕事のミスが増えたのです。例えば、出入り業者の名前を聞いても すぐに忘れてしまうとか、簡単な計算を間違えてしまうとか。自分でも集中力が維持できていない実感がありました。

 

ミスが重なると疲労感も増えますし、余計なイライラも増えてきます。後から職場の人に聞いた話ですが、当時の私は、笑顔を全く失っていたそうです。

 

仕事がある日は4時間ほどしか眠れないので、休みの日には家でゴロゴロと休養していました。しかし疲れは解消されず、翌日にはまた寝不足のままハードな仕事に向かうのです。

 

酷い日には、ほぼ睡眠時間が0の徹夜状態ということもありました。《この状態がこのまま続けば、自分は一体どうなるんだろう?》当時、私はそのような大きな不安を持って毎日を過ごしていました。

改善を決断したきっかけ

仕事量の多さとストレスから不眠症になったせいで、顔色が悪くなり痩せてしまいました。頭痛や腹痛が続いたまま仕事を続けていましたので、苦しそうな私の姿を見て家族は何度も病院で診てもらうことを勧めてくれました。

 

でも不眠状態だと正しい判断が出来なくなるのですね。私は家族の忠告を聞かずに、ただ懸命に日々の仕事をこなそうとしていました。

 

しかしある雨の日に、思わぬ出来事が起こります。自身の不注意から職場の濡れた階段で滑って転倒してしまったのです。ケガは捻挫で2週間ほどで完治したのですが、このケガをきっかけに私は不眠症について病院で相談することに決めたのです。

 

私の仕事には危険を伴う高所作業や機械を触る作業が含まれていたので、このままでは大事故を起こすかも知れないと怖くなったのです。

 

不眠症になったら、どの科を受診すれば良いのか知らなかったのですが。当時の私から明るさや笑顔が消えていた事もあり、家族から勧められていたのは心療内科でした。

 

鬱病になってるかも知れないと心配してくれていたのです。なので、家族の友人が鬱病で通ったことがあるという心療内科の医師を頼ることにしました。医師に不眠になった経緯を説明すると、「鬱病にまではなっていないけれども すぐ仕事の状況と生活習慣を改善しなさい」と言われました。

 

私は医師の診察を受けた翌日に、職場に相談して状況を改善して貰いました。アルバイトの人員を補充して貰ったのです。仕事の状況は思ったよりも早めに改善されました。

私が試みて効果的だった改善策3点

医師が出してくれた睡眠を促す薬をきちんと服用しました。そしてなるべく薬に頼らないようにしたい思いがありましたので(不眠症を根本から治すために)以下3点の生活習慣の改善を試みました。どれも大きな手間や費用はかからないので、不眠症の方に試していただきたいと思っています。

 

1、夜 寝る前の2時間はスマホやパソコンを触らない。

2、休日も午前中に20分位の運動をする。

3、枕や布団を自分に合ったものに買い替える。

 

恥ずかしながら、これらの改善策は全て家族や友人から教えて貰ったものです。私自身は睡眠を良くするための知識は無くて ずっと無頓着に過ごしてきたのです。

 

若い時や健康に問題が無く元気な時には、それでも良いのかも知れませんが 人間、生きていると悪いところの1つや2つ出て来るという事も有りますよね。大人であれば日々の心身のメンテナンスが必要なのだと気づき反省しました。

1.夜 寝る前の2時間はスマホやパソコンを触らない。

これは光の問題ですね。不眠症になる前から私は、気分転換に夜ゲームをすることがあったのですが、これは日光を浴びてるのと似た状態だと友人に教えて貰ったのです。

 

なので就寝前の2時間はスマホなど見ないようにしたのです。日中も出来るだけスマホの利用を控えて視神経が疲れないようにしていましたし、夜は部屋の照明を半分くらいに落としていました。

2.休日も午前中に20分位の運動をする。

これは私には全く無い発想でした。仕事が慌ただしくなってから、休日には出来るだけ休もうと思っていたので家でゴロゴロ寝ていることが多かったのです。

 

でもそれが私にとっては良くなかったようなのです。軽い運動をしてストレス発散する方が、夜は深い眠りに入れるのですね。もちろん人によって違いはあるかと思いますし、無理は良くないと思います。

 

ただ私の場合は、運動をした日の方が眠り易くなりました。なので休日も午前中に散歩やストレッチなど軽めの運動をするようにしたのです。夜は照明を落として静かに過ごして、朝は日光を浴びて軽い運動をする。そうすることで自律神経の乱れを整えることができたようです。

3.寝具の見直し。

実はこの点については、不眠症になる前から気になっていたのです。枕が自分の頭や首にフィットしていない感じがありました。

 

このことを友人に話したら、寝具の買い替えを勧められました。そしてフィット感のあるウレタン製のものに買い替えたのです。おかげで首に負担が掛からない姿勢になり、呼吸も楽になった感じがしました。(敷布団もウレタンマットに替えました。)

 

このことは先に書いたスマホの利用を控えた話とも関係しますが、首への負担を軽減したことが私にとっては大きな効果があったようです。

不眠症の改善、ダイナミックな効果

不眠症の改善に向けて、日常生活の中で以上3点を試みた訳ですが、その効果はわりと分かり易く表われてきました。私の場合は段階的に良くなっていったのです。

 

まず夜中に目が覚める回数が減りました。それまでは夜中に2度、3度と目が覚めていたのが1度だけに、日によっては全く目が覚めずにノンストップで 朝を迎える日が増えてきたのです。

 

もちろん服用していた薬の効果もあったと思うのですが、数週間後に薬の服用を止めてからも夜中に目が覚めることは無くなっていたのです。これによって昼間の仕事が随分と楽になったのを覚えています。睡眠の質が改善されたのですね。

 

夜中に目が覚めにくくなり安心できたからでしょうか、その後は(改善策を講じてから2カ月後くらいから)睡眠時間も長くなってきました。

 

4時間だった睡眠時間が6時間位は眠れるように改善されたのです。そして最終的には体重も適正体重に戻り、明るい気分で家庭や職場で過ごせるようになったのです。

 

【改善を信じて 快眠生活に向かってくださいね】

 

睡眠は健康維持のために、とても重要なものですね。6時間を寝る人であれば1日の4分の1は睡眠時間という事になります。これは人生の4分の1とも言える訳ですから睡眠を疎かにしてはいけないのですね。こんな当たり前のことに気付かずにいたので、私の場合は普通の人よりも苦しんで遠回りをしたのかも知れません。

 

ですが最終的に気付くことが出来たので良かったと今は思っています。疲れ切って暗い顔をして病院へ行った日から、おおよそ3カ月後には ほぼ元の健康な状態に戻ることができたのですから、私は運が良かったのだと思います。アドバイスをいただいた医師や協力してくれた家族、友人には本当に感謝しています。

 

正しい知識を基に自分なりに工夫をしたり、医師など専門家のアドバイスを聞いたりすることで不眠症は改善されると思います。なので現在 不眠症に悩まれておられる方々にも希望を持っていただきたいと思っております。

 

不眠症で苦しんでいた当時の私に家族や友人が贈ってくれた言葉を 最後に記したいと思います。

「今は辛いけれど、きっと良くなるよ」 拙文、最後までご覧くださりありがとうございました。

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この記事を書いた人

SLEEP BASE MAGAZINE 編集部

編集長の安田 信達です。「快眠器具」を開発研究しています。趣味は「運動」です。筋トレにはまっています。自分自身の体験も活かしながら「睡眠」と「運動」の関係を日々研究することに励んでいます。


副編集長の安田 明道です。眠りがいかに大切なものかをご理解頂くと共に、睡眠に悩む方々に”楽しい眠り”をご提供させていただきます。

SLEEPBASE MAGAZINEが、読者様の睡眠を豊かにすることにお役にたてたら幸いです。
編集部一同 https://sleepbase.jp

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