ハラスメントや不安が原因となる不眠への解消法

体験談です。「一般企業から看護師へ転職し、19年医療業界で働いています。私達人間は常に何かしらのストレスを感じて生きています。それは目には見えないもので、自分自身にしか感じられない不快感です。その感じ方も個人差があり、ストレス耐性が強い人もいれば弱い人もいます。

私自身も慣れない職場環境や子育て、家族の介護など通し予期しないストレスから不眠になったことがあります。その経験を交えながら少しでもストレスを軽減し、入眠に繋がる考え方や方法をお伝えします。」早速見ていきましょう。

目次

  1. 職場や家庭のハラスメントは不眠の原因になる
  2. ハラスメントとは
  3. ハラスメントのよる体への影響とは
  4. 子どもだって不安で眠れないときがある
  5. 学生生活を送ることへの不安はどのようなものか
  6. 自分自身に正直に生きれば、難所を乗りこえられる
  7. まとめ

職場や家庭のハラスメントは不眠の原因になる

毎日私達の生活の中で必ず必要となる行動は睡眠です。夜更かしをしたり、眠れないことで睡眠時間が短い次の日はどこか倦怠感があったり、頭がぼーっとしたり、気分が優れなかったりした経験は誰しもあるのではないでしょうか。

 

一般的には想起すると学校や仕事が終わり、食事や入浴や余暇の時間を楽しんだ後、就寝時にベッドや布団に潜り目を閉じ眠る。そしてまた朝が来て活動するという一日24時間のサイクルを送っています。

 

しかし、一般的な生活が働いている職場や、家庭での人間関係からハラスメントを受けると夜眠れなくなる、心身に不調を感じるなど人の体はデリケートにできています。

 

心と体は1つとして考えると、睡眠や心身に与えるハラスメントの影響は大きなものとなります。

 

ではハラスメントとはどのようなものか考察していきます。

ハラスメントとは

ハラスメント(Harassment)とはいろいろな場面での嫌がらせやいじめのことを言います。最近になり特にその言葉を聞くようになりましたが、とくに耳にするのはセクシャルハラスメントや、パワーハラスメントなどではないでしょうか。

 

ハラスメントの種類は複数あります。

それは大まかに分けると

1:他者への発言・行動が、本人の意図には関係なく相手を不快にさせる。

2:尊厳を傷つける。不利益を与え、脅威を与えること。

などがそれにあたります。

 

職場では女性であればセクハラを受け、トラウマ(こころの傷)になる。パワハラでは職場で心身に影響がでる。職場環境が悪化する。これらのことが負担となり夜眠れない状態に陥る、不安な日々を送る可能性があります。

 

モラハラという言葉もあります。モラルハラスメントの略称ですが、言葉・態度・ふるまいや文書で人格や尊厳を傷つける。心身に傷を負わせる。退職に追い込む。職場の雰囲気を悪くするなどが該当します。

 

仕事以外にも家庭で仕事をしない夫にDVを受けたり、暴言を受けるなどもモラハラにあたります。

 

私個人ではセクハラはなくとも、パワハラやモラハラは20年社会人生活を送る中で経験したことは数えきれない程あります。

 

それは医療業界という人の生命を支える仕事を通してのことでしたので、当たり前のように思い仕事をしていたからです。

 

指導という名でパワハラやモラハラを受けても、未熟な頃の私は一人前になるまでの修行だと心に決め、夜眠れない日があればあえてジョギングをする、精神科のクリニックに相談し眠剤を貰い服用していた時期もあります。

 

精神的に気持ちが落ち込んでいたり、また逆に気分が高ぶっていたりするときは自律神経が乱れているせいか、眠れない、食欲が無くなる、また逆に暴飲暴食になる。生活が荒れたり、アルコールに頼ったりなど生活習慣病になるリスクも潜んでいます。

 

私は正しい対処を初めからできていたかというとそうではありませんでした。

 

もし最近ハラスメントを受けたと感じたら一人で解決しようとしないことです。相手へ意思を伝えることも問題解決の糸口の一つになります。

 

そして、自分が信頼できる人に相談すること。

職場であれば相談窓口へ相談する。

詳細は記録に残す。

他者が同じような被害にあっていれば手を差し伸べるようにします。

ハラスメントのよる体への影響とは

ハラスメントを経験してきた私の体験としては、そこの職場を離れることしか方法はありませんでした。仲が良かった同僚やお世話になった方々との別れは辛いことでしたが、離れることで劇的に問題は解決しました。

 

障害になるものがなくなったことで、安眠に繋がりました。ハラスメントを受け続けると心身のバランスが崩れます。食事をすることもままならず、不眠になり無気力になります。

 

抑うつやパニック障害、対人恐怖などの精神疾患に繋がるリスクもあり早急な対応が必要です。我慢し生活を続けることで自傷行為や自殺に繋がる可能性もあります。

 

頭痛・腹痛・眩暈・原因不明の発熱・倦怠感が症状として出ます。私の場合は朝布団から出ることが出来なくなる程まで弱っていました。

 

他には片頭痛があり、後頚部や肩甲骨周囲に物が乗っかっているような感覚が続く為、湿布薬や鎮痛薬を使用していました。

子どもだって不安で眠れないときがある

私の子どもは小学一年生ですが、夜中ずっと寝れないときもあると聞き驚きました。

 

家族とは川の字で寝て、スヤスヤと寝てる我が子を見ていましたが眠れていない日があったとは知りませんでした。

 

「マラソン大会のとき一位取れるかなと思って5時間以上寝れなかった。」

 

と本人なりに考えていたようですが、小学生の低学年でも睡眠の質に影響を与えるほど多少はストレスというもはあるようです。

 

では学童期や青年期のこころのバランスが及ぼす影響についても考察していきます。

学生生活を送ることへの不安はどのようなものか

小学生低学年から高学年、中学、高校までと義務教育の中で人格形成もされていきます。友達が作れるのか、周囲と仲良くなれるか、などの不安に打ち勝ちながら毎日生活します。

 

子どもにとっての日常は、親が仕事や家事を行い、子どもは日中学校生活で勉学や体力作りを行う。様々な人間関係を通して社会力を身につけて行くというものだと認識しています。

 

小学生であればまだ親の支援が必要な状態であり、慣れない環境からも心身の不調になる可能性もあります。気分が落ち込みが落ち込む。焦りやイライラ、疲労や倦怠感、不定愁訴などの症状が考えらます。

 

子どもは不安定になる精神面を持ち合わせていることを理解し、ネガティブな感情を溜め込まず吐き出させることも有効です。 また良い生活習慣、行動が人格を形成することに繋がります。

 

学生生活の習慣が大人になっても基盤となる為、睡眠の質は大事なものになってきます。よって日頃の生活習慣を整えることが不安の払拭への近道となります。

自分自身に正直に生きれば、難所を乗りこえられる

Be honest with yourself(自分自身に正直に)

悩まず自分に素直になればよい。 というようにあまり考え過ぎずに時には柔軟な対応も必要となってきます。

 

また大人になり置かれている環境から不眠や体調不良になれば、それは自己管理を見つめ直す必要があります。それには問題解決能力も自身の健康観を持つために必要な手段となってきます。

 

問題解決能力を高めるには6つの方法があります。

 

1、本や優れた人から学ぶ

2、何故起きたか考える

3、思い込みを捨てる。考える癖をつける

4、原因を書き出す。

5、優れた人の真似をする。

6、快眠できる環境を整える。

 

私は図書館に行き、不眠となる原因や、健康になる為の参考文献を調べました。何故起きたか原因はわかっていても、思い込みや思考の癖(バイアス)を修正することは難し いです。

 

手帳や、携帯電話のメモ機能を活用し、振り返りができるようにしました。健康的な生活習慣を取り戻す為に、私は健康お宅である妻をモデルにしました。

 

また、働き過ぎは睡眠時間の質が悪くなる原因のひとつです。メンタル面で悩む方々では精神的なストレスにより不眠になります。職場や家庭におけるハラスメントントによって、うつ病・神経症にならないように早期に対応することも大切です。

 

それは大人だけでなく、子どもにも同じことが言えます。子どもは未熟である為、大人が日頃から見守り、健康な生活が送れるように支援していく必要があります。

 

また、快眠できる環境を整えることです。自分にあった寝具の見直しや、アロマなども睡眠の質をあげてくれます。散歩といった軽い運動も有効です。

まとめ

いかがだったでしょうか。人が生活をする上で、人間関係からは避けては通れません。ハラスメントや学校生活や将来への不安など考えるだけでも神経すり減らす一方で、心身の影響が出ることは確実です。

 

状況が悪化しない前に自己で解決策を考え、健康障害が出ないようセルフケアも必要となります。最期に私がピンチのとき支えてくれた言葉を捧げます。

 

Hang in there love,

愛を捨てちゃダメだ。

You gotta hold on

しっかりつかんでおくんだ。

Cause everybody’s on the run

みんなだって走り続けているんだ。

 

解釈の仕方は様々ですが、自分や家族を愛すること。自分一人だけが辛い訳ではなく、皆乗り超えて走り続けていること。

 

自分一人だけで悩まず、ときには素直になり周囲に助けを求めることも解決策の有効な手段です。この内容が睡眠で悩む方々の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

SLEEP BASE MAGAZINE 編集部

編集長の安田 信達です。「快眠器具」を開発研究しています。趣味は「運動」です。筋トレにはまっています。自分自身の体験も活かしながら「睡眠」と「運動」の関係を日々研究することに励んでいます。


副編集長の安田 明道です。眠りがいかに大切なものかをご理解頂くと共に、睡眠に悩む方々に”楽しい眠り”をご提供させていただきます。

SLEEPBASE MAGAZINEが、読者様の睡眠を豊かにすることにお役にたてたら幸いです。
編集部一同 https://sleepbase.jp

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